重足感

吐きそうだ。──



進んでいく時間に焦りを感じずにはいられず、まだ長いはずの人生が短く感じる。
まだ四半世紀
たったそれだけしか生きていないのに
一年の重みを感じるようになった。

流れるように桜は散り、蝉が鳴き始め、
服装と肌で感じる気温が時の進みを強く実感させてくる。

出来ていたことができなくなって
捕まえたものすら手放さざるを得なかった
笑ってないとどうにもならなくて
笑っててもどうにもならない。

時間とともに薄れていく指先の感覚に
怖さすら覚えながら、どうにもならずに
いや、どうにもできずに切り替わってしまったレールの通り走るしかなかったあの日がまたフラッシュバックする。

夏が大嫌いになりそうだ。
自分の生まれ落ちた日でさえも。 


何度も文字に起こしたが
どんなに暗い記憶も明るい記憶も
振り返れば全て生きていた証拠で
生きる為の意味だった。

振り返るまで知らなかった。
何の為に今まで生きてこれていたのか。
遠ざかれば遠ざかるほど身に染みて感じてしまう。笑ってしまう、こんなにもかと。
まるで呪いか何かのように。



遠く届かない君が泣く姿を見た。
笑っていると思っていた君が
見覚えのある暗闇に飲み込まれかけているのを見て、救えたらと思った。
救えたらなんて大袈裟かもしれないが
どうか飲まれないでくれと願った。

飲まれてしまった自分が
どう力になるかなんてわからない。
いや、君が飲み込まれないように、
自分はここから出ることを諦めないでいようと誓った。

明日なんか1ミリも見えない、この1秒後さえ見えない世界で

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