飴色の春陽
新しいクラスになったりもしない、
勉強して受かった学校に
新しく通うわけでもない
ようやく決算を終え
新しく新入社員を迎えるわけでもない
数多面接を乗り越え
新しく社会に飛び込むわけでもない
私の今んところの人生的に
春になるからといって大きく何かが毎年
区切られることはなくなってしまったけど、
それでも春はいつも私の心を軽やかに、
冷たい風で固まった気持ちも体も
何もかもを柔らかくしてくれる。
夏の鋭く射す陽でもない
冬の白く冷たい陽でもなく
秋のしっとりと穏やかな陽でもない
春の緩く明るく射す陽は
しっかり私の中まで差し込んでくる。
明日はまた寒くなる。
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