なんてことない。
忙しなく喧騒にまみれた1日の中で
暗く静かな夜の時間。
良くも悪くも自分と一番向き合える時間。
ふと向き合ってると、ある日は頭の中がじわじわと闇に飲み込まれて消えてしまいそうになったり、ある日は小さな光を見つけて明日を生きるきっかけになる。
いろんな感情が積もりに積もってどうしようもなくなった時、声を出しても返ってこない返事に虚しさを感じ、誰かは音をかき鳴らし音に気持ちを乗せて曲を作る。
また誰かは薄いグラスになみなみ注いだお酒を一気に喉に通して考えることを捨ててみる。
彼は目の前の真っ白な世界に自分の気持ちを文字でぶつけて形にする。
彼女は煌々と明るい画面を眺めこの気持ちの理由を遠くまで探し歩く。
君は溢れた気持ちを広い情報社会に吐露しては少し安心と不安を感じながらゆっくり目を閉じる。
一方の私は、自分の声を電波に乗せて顔の見えないあの子と会話をしている。
明日の夜もきっとまた。
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